独身者の増加、結婚を望む若者の減少、合計特殊出生率低下、高齢者割合の増加、すなわち少子高齢化。ひたすら増加する税金、国民負担率の増加、年金支給金額の低下、GDPランキングの低下、ずっと低金利、なかなか進まないデジタル化、減らない政治家、変わらない政権与党、あいかわらずの東京一極集中、地方の空洞化、空き家の増加、ただようあきらめ感・・・この国は多くの問題をはらんでおり、「日本オワコン」といった風潮がみられている。本当にそうなのか？
【日本がオワコン？】
個人的には「オワコン」には、ならないと考える。それにはいくつかの理由がある。
【日本がオワコンと思えない理由】
①地政学的特徴
日本は島国であり、周囲を海で囲まれている為、外部から移民がはいりにくい。有事の際も、外部から攻撃されにくい。
②実は資源が豊富？
人類が生きていく上で必ず必要な「水」が豊富に存在する。その為、日本人は毎日のように水をたっぷり使用してお風呂に入浴できる。火山活動が活発な国でもあり、「温泉」が各地に存在する。日本管轄海域内の海底には、天然ガスが大量に眠っており、埋蔵量は12・6兆立方メートルと推定されている。これは「メタンハイドレート」と呼ばれるもので、火を点火すると燃える次世代の資源である。石油や石炭と比較して、二酸化炭素排出量は、約半分で、最低でも120兆円の価値があるとされる。
③世界一のパスポート
日本はビザなしで渡航できる国が193か国存在するが、これはシンガポールと並んで世界一である。海外旅行好きの方からすれば、最高の環境だ。
④世界最大の対外純資産国
債務もあるが、それを帳消しにするくらいの世界最大の対外純資産国である。その為、昨今の円安の影響があったとしても、ハードカレンシーの一角である「日本円」の価値は健在であると考える。その為、家計のポートフォリオ内でも、米ドルだけでなく、日本円も一定量保有しておくのが望ましいと思われる。
⑤他国には無い独自の文化
「アニメ」「オタク」「コスプレ」といった他国では、なかなか真似出来ない独自の文化を有する。これらは、外国人からすると憧れの存在となっており、日本へのインバウンドの呼び水ともなっている。
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⑥日本食
インバウンド関連では、やはり「食」だろう。他国の料理も国内向けにアレンジされたものも加えると、おそらく世界一「食」にうるさい国である。例えば「カレー」は、もともとインドの食文化であったが、いつしか日本がそのカレーをアレンジし、独自の料理に進化させてしまった。「ラーメン」もそうだ。もともと中国の食文化であったが、いつしか日本のラーメンの方が有名になってしまった。世界で最も料理がおいしい国部門で、日本が95か国中４位にランクインしている（テイスト・アトラス賞2022）
⑦独自の国民性
日本人は勤勉でよく働くと言われる。近年はややそうした傾向が変わってきている印象だが、依然としてそうした傾向は存在する。またコンテンツや物をより進化させる技術は非常に高い。
上記理由により、日本はこれからも他国とは一線を画した存在であり続けると思われる。人口が減少し、少なくなったとしても、スイスや北欧のように独自性を保てれば、日本はこれからも他国から尊敬され、憧れの的となる国であり続けると考える。
【さいごに】
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