2024年にはいり、メディアやインフルエンサー等はこぞって新NISAについてとりあげている。「貯蓄から投資へ」をスローガンに政府は個人の預貯金をなんとか動かそうと躍起になっている。また年金が実質老後の生活を十分に賄えない金額となっている事をカバーすべく、各々で何とかして欲しいというメッセージを度々出している。多くの方はこのことに気付いてきているが、まだ一部の方には浸透していないようだ。日本はこれから、社会全体で支える仕組みから、自分で自分を支える仕組みへと移行しようとしているようにみえる。それはこの先、日本がいわゆる欧州型ではなく、米国型の社会に突き進んでいる事に他ならない。そんな中で、新NISAスタートに伴い、各社が続々と新ファンドの設定を行っている。
なかでも特に目立つのが、SBIアセットマネジメントである。今回、SBIアセットマネジメントは新たに５つの ファンドを2024年2月13日より募集開始する。2024年2月28日に設定し、運用開始となるようだ。
2023年12月12日にSBIアセットマネジメントから「ＳＢＩ日本高配当株式（分配）ファンド（年４回決算型）」が発売され好評を得ている。2024年1月27日時点で既に純資産額が360億円以上となっており、投資家の高配当嗜好が垣間見える。これまで米国株やインド株等、海外アセットへの注目が続いていたが、日本の投資家の本音である日本へ投資出来る商品が欲しいというニーズに応えたものだ。しかも年4回決算型である為、定期的な配当も貰える。まさに１石2丁だ。
SBIアセットマネジメントのすごいところは、「年4回決算型」は人気が出るのではないかと考え、さらなる商品を投入してきた事だ。その商品が以下のものである。
【SBI欧州シリーズ】
SBI 欧州高配当株式（分配）ファンド（年 4 回決算型）・・・信託報酬年率0.0990％程度
【SBI・Vシリーズ】
SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド（年 4 回決算型）
【SBI・iシェアーズシリーズ(サクッとシリーズ)】・・・信託報酬年率0.1238％程度
SBI・i シェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド（年 4 回決算型）
・・・信託報酬年率0.0938％程度
SBI・i シェアーズ・米国投資適格社債（1－5 年）インデックス・ファンド（年 4 回決算型）・・・信託報酬年率0.1038％程度
SBI・i シェアーズ・米国ハイイールド債券インデックス・ファンド（年 4 回決算型）
・・・信託報酬年率0.1438％程度
これらはいずれも「年4回決算型」であり、配当を好む投資家に向けた商品だ。
なかでも特に注目すべきは、SBI 欧州高配当株式（分配）ファンド（年 4 回決算型）である。この商品はこれまであまり注目されていなかった「欧州株」にダイレクトに投資出来るものである。投資の基本は、長期・積み立て・分散であるが、昨今の米国市場の好調が目立つ為、どうしても米国偏重の報道や商品ラインナップとなってしまっている。ようやく最近はインドやベトナムにも注目が集まってきているが、まだまだ米国偏重の傾向が強い。そうした中で投資の基本である「地域分散」を行う観点からも欧州株は注目だ。
Q.何故欧州株なのか？
参考指数としてS&P欧州350配当貴族指数（配当込み、円換算ベ－ス）がある。この指数に連動するファンドでは、三井住友ＴＡＭ－ＳＭＴ 欧州株配当貴族インデックス・オープンという商品があるのだが、こちらのファンドでは
1年平均リターン：26.81%
3年平均リターン：13.82%
5年平均リターン：12.34%
といったなかなかの成績を残している。投資対象国としても、イギリス33.28%、スイス25.31%、ドイツ10.26%、デンマーク7.10%、スウェーデン6.04%等と幅広い。
通貨では欧州は主にユーロという単一の通貨を用いる事が多いが、イギリスはイギリスポンド、スイスはスイスフラン、スウェーデンはスウェーデン・クローナといったように異なる通貨を用いる国も多い。特にスイスは経常黒字や貿易黒字が現在も比較的大きいので、スイスフランは安全通貨（セーフヘイブン・カレンシー）となりうる。その為、通貨分散もある程度はかれるので、米国で何らかの地政学的リスク等が生じて米ドル安になっても多少緩和出来るかもしれない。
ーーーーーーーーーーーーーーー面白い組み合わせを考えようーーーーーーーーーーーーー
毎月配当を受け取れる体制をファンド(投資信託)でつくりたい！
もちろん出来るだけ低コストなファンドで、かつ、地域分散もはかりたい！
そんなアナタにお答えするメニューはこちら！！！
【1，4，7，10月の各10日に決算があるファンド】
ＳＢＩ日本高配当株式（分配）ファンド（年４回決算型）
アクティブ運用
信託報酬は年率：0.0990％
参考利回り：年率 4.61％
【2，5，8，11月の各20日に決算があるファンド】
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド（年4回決算型）
インデックス運用
信託報酬は年率：0.1238％程度
参考利回り：年率 3.11％
【3，6，9，12月の各20日に決算があるファンド】
ＳＢＩ欧州高配当株式（分配）ファンド（年 4 回決算型）
アクティブ運用
信託報酬は年率：0.0990％
参考利回り：年率 6.12％
いかがだろうか？上記の組み合わせであれば毎月定期的な配当をもらう組み合わせとなる。しかもファンドなので100円から購入する事が可能。何て夢がある事か。
長い歴史の中で幾度も株価は騰落してきた。米国株でさえも時には10年以上低迷する事もあった。だからこそ地域分散、資産分散は行う事が必要だと考える。米国株だけではなく、日本株、欧州株、新興国株。また株式でけではなく、債券やリート、金、暗号資産等。様々なアセットを組み合わせる事でリスクの軽減をはかる事が大切だ。SBIアセットマネジメントはチャレンジングな新規ファンドを続々と新規に設定している。これは我々個人投資家にとっては選択肢が増える事を意味し、非常にありがたい事である。インデックス至上主義にはしるのも良いが、こうした高配当かつ、比較的低コストのアクティブファンドを一部組み入れる事も検討してみてはいかがだろうか？
※最後に
記事の内容は、著者個人の見解である為、著者の理解不足やうっかりさん等によって事実と異なる記載が生じる可能性がある。その為、記事の内容によって生じた損害に対して、一切の責任を負えない事をお伝えする。実際にSBIアセットマネジメントのファンドに投資される場合は、ご自身での判断・責任において行っていただく事をご了承いただきたい。
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