「アセットマネジメントONE株式会社」が提供する投信ファンドに「たわらノーロード」シリーズがある。たわらシリーズはこれまで高い信託報酬であった投信業界で、真っ先に低い信託報酬を提示してきたファンドである。しかも買付手数料や信託報酬留保額といった金額にも切り込んで、今では当たり前のようになってきた低コストのファンド、「ノーロード」商品の先駆けともなった。

今回の信託報酬の見直しで大人気の「emaxis slim」シリーズやニッセイ、SBI・Vシリーズに対抗する形となった。
今回、「たわらノーロードS&P500」を新たに新設し、他の既存ファンドの信託報酬手数料を他社より引き下げる事により、一気にイニシアチブを取りにいった形だ。
少し前に、ニッセイが「ニッセイNASDAQ100」を新規設定し、話題になった。このファンドは信託報酬手数料が0.2035%となっており、2位以下と比較して0.2%以上の差が開いており、現在ダントツでトップだ。このニュース自体も良い事だが、やはり肝心なのは自分自身のポートフォリオをどう構築するかなので、そうした意味では、全体的な引き下げを発表した「たわらノーロード」シリーズは素晴らしいと思う。
現在大人気の「emaxis slim」シリーズもこうした動きに対抗値下げを表明してきており、新NISAスタートに向けて、ますます競争が激しくなりそうだ。
細かい話になるが、SBI証券では投信マイレージというのが存在し、保有しているファンドの保有金額によってポイントがつくサービスがある。このポイントサービスは販売会社の信託販売報酬率によって変動する傾向がみられる。その為、実は名目信託報酬手数料が「たわら」と「slim」が同じだとしても、もらえるポイントが異なる可能性があるのだ。
先進国株式を例に考えると、
「たわらノーロード先進国株式」・・・販売会社の信託報酬率 0.05%
「emaxis slim 先進国株式」・・・販売会社の信託報酬率 0.0365%

上記のように異なる。
そうなると、当然、付与ポイントが異なってくる事が考えられるので、投信マイレージのポイントのみを考えた場合、「たわらノーロード」の方が良いと考えられる。ただし、これだけでファンドの良し悪しは判断できない。たとえば純資産額、資金流入額やその順位、トラッキングエラー等も考慮する必要がある。
ますますどのファンドが良いか悩ましくなるが、こうして各投信会社が競って良い商品を提供していただけるのは、非常に有難い。今後もこうしたポジティブなニュースが多くなる事を願う。
【さいごに】
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